ご挨拶 新しい訳詞をめざして

 

ここに載せたのはそのまま歌える訳詞です。

訳詞を始めたきっかけは国際フランツ・シューベルト協会の演奏会で、実吉晴夫さんの訳で《白鳥の歌》を聞いたことでした。音楽もドイツ語の歌詞もよく知っている歌曲集でしたが、耳に飛び込んでくる日本語のインパクトと理解の直截さは衝撃的でした。限りなく直訳に近く、しかも簡潔にして論理的。これまでの花鳥風月を歌い、韻律の調子のよさに流れがちなものとは一線を画した、新しい訳詞の世界でした。

私も作曲家が構築した世界と同等のインパクトを持ち、音楽のフレージングに忠実で、歌いやすく聞きやすい訳詞を作って、歌っていきたいと思っています。

 

原題のアルファベット順に並んでいます。(ブラームス「ドイツ民謡集」は番号順に並んでいます。)

この訳をコンサートなどでお使いになりたい方は、飯野までご一報ください。


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